HOME > 日本海を知る > 北前船 > 其の壱拾弐 香住港
余部鉄橋、この姿ももう少しで見納め
今回の香住港は、平成17年4月1日に市町村合併で誕生した香美町(旧香住町:カスミチョウ)にあります。(写真の余部鉄橋(あまるべてっきょう)が有名です)
まずは「海の文化館」から。ここには450種1400点の魚類・甲殻類などのはく製が展示してあります。
まるで空を飛んでいるよう
全部はく製です
なかでも「リュウグウノツカイ」のはく製は一見の価値有りです。(実物は深海に住んでいるらしいのですが、生態はよくわかっていません)
「リュウグウノツカイ」
2m〜3mありました
カニは駕籠にエサを入れて海底に置けば
勝手に入ってきます
他にも漁業や北前船に関する資料も展示してあります。ズワイガニの取り方もわかります。
明治11年に作られた「明生丸」の模型
北前船のイカリ
北前船で使われた道具(手前には遠めがね)
北前船のパネル
北前船が航海していた時代、香住港の付近には多くの良港があり(芝山、今子浦など)、その一つの今子浦は西側に開けており、風待ち港として使い勝手が良かったようで多くの船が利用しました。
中央が「かえる島」
大きいです、まるでカエルの怪獣です
この今子には「かえる島」があります。北前船の船乗りが無事帰ってくるよう、この「かえる島」に祈願したそうです。なお、今でも「かえる」にちなんだお願いをするための「かえる絵馬」も売っているようです。
余部鉄橋と快速あまるべロマン号
また、あの余部鉄橋はもう少しでコンクリート橋になります。(余部コンクリート橋?)見に行くなら今しかないですよ。
2005.12.15 (by 隊長)