にぎわい探検隊「北前船の巻」の第一回目。まずは酒田港から。
酒田港は、河村瑞賢が江戸時代(1672年)に酒田から大阪まで米を運ぶため「西回り航路」を開拓し、繁栄を極めた湊町。北前船の交易により「西の堺、東の酒田」といわれるほど。地元の大地主本間家は「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」とうたわれたそうです。
酒田からは北前船で米以外にも、出羽の紅花も運んでおり、華やかな京友禅は紅花なしでは成り立たなかったそうです。また、帰り荷にその紅花で染めた豪華な京のひな人形をはじめとする都の品々や、そして京都の文化も運んできたとか。
まず、酒田駅に「きらきらうえつ」で降り立つと、目に付くのが駅構内にあった大きな北前船の模型。金ぴかで迫力満点でした。(注:乗れません)
酒田駅構内の「豊年満作」北前船
酒田駅前には仔獅子(といってもデカイ!!)
「みなとくん」(左)と「まいちゃん」(右)
山居倉庫は、庄内米の積み出し港として繁栄した酒田港の面影を残しています。あのNHKの「おしん」のロケ舞台にもなりました。今は観光施設として、またJA全農庄内の農業倉庫として現役で活躍しています。
北前船の栄華を伝える山居倉庫
山居倉庫内に展示してあった
北前船の碇(イカリ)
おしん人形も売っていました
酒田北港緑地展望台にあった
北前船の模型
酒田市では他に「北港(緑地公園)・展望台」「土門拳記念館」も見学しました。
まだまだたくさんの観光名所があるので、また探検しにきます!
北前船関連のスポット
- 日和山公園(実物大の1/2の大きさで再現された北前船がある!)
- 河村瑞賢庫址碑・河村瑞賢翁像(日和山公園内)
- 相馬樓(昔のお座敷。今でも食事ができる。舞妓さんの踊りが見られます。)
- 旧鐙屋(酒田を代表する廻船問屋。昔の大問屋の暮らしが体感できる)
- 飛島(酒田港から定期船「ニューとびしま」で90分。
北前船の寄港地で北前船の風待ち潮待ちの港としてにぎわった)
2005.5.24 (by 隊長)