にぎわい探検隊、今回はそして「神戸港」です。
神戸港震災メモリアルパーク
今年(H17年)で震災から10年ということで、神戸港はイベント目白押しです。神戸港に着いた時もちょうど神戸港の完全復興と新生神戸港をPRする『コンテナバン「PORT OF KOBE」世界へ』の出発式が行われており、虹色で「PORT OF KOBE」と彩られたコンテナバンがトレーラーに積まれ、世界7カ国に向けて旅立つところでした。
虹色のロゴで彩られたコンテナバン
『コンテナバン「PORT OF KOBE」世界へ』の出発式
神戸港を紹介するときりがないので、さっそく「北前船」の報告を。 まずは「神戸海洋博物館」に潜入です。豊富な展示品に調子に乗って写真撮影をしていたら、いつの間にか「撮影禁止」区域に入っていました。博物館の方に注意されたのですが、事情を説明したところ撮影許可が下りました。(その節はお騒がせしました。皆さんも気を付けてください。)ということで、堂々と写真掲載をさせていただきます。
主に「灘の酒」を運んでいた樽廻船
船をいぶして船食い虫を駆除「船たで場」の
ジオラマ模型
神戸港はその昔「大輪田の泊」と呼ばれ、天然の防波堤“和田岬”、北風を防ぐ“六甲連山”、そして深い水深と錨泊に適した底質など天然の良港として、平安時代でも都の物資供給基地に利用されていました。都に近い大坂港は大きな川が多く堆積物が溜まるため水深が浅くなり大型の船の出入りが困難であったようです。そのため、神戸港は大型船が潮待ちや風待ちをしたり、積荷を小さい船に積み替えたりすることで栄えたようです。
また平安時代末期には、あの平清盛が都を神戸に移すため「福原京」を造ろうとしたようですが、わずか数ヶ月でその計画も頓挫したようです。清盛は海外(中国:宋)との貿易のため神戸に目をつけたとか。でも「福原京」は学校では習った覚えがないですね。(私は手塚治虫の「火の鳥」を読んで知っていました。)
福原京の位置
上にあるのは西村公朝作:平清盛の座像(迫力がありコワイ)
下は大輪田の泊の修築工事を指示している
清盛のジオラマ
船に積んでいた「船箪笥」
現在の神戸港のジオラマ模型、
神戸空港(写真上)開港ももうすぐです(H18.2予定)
神戸港震災メモリアルパーク、神戸ポートタワー、南京町(中華街)も探検しましたが、修学旅行のシーズン真っ最中で小中学生がいっぱいでした。もっと見所があるので(学生気分で)じっくり見たいものです。
また、夜は明石焼きで美味しく一杯(いっぱい)飲ませていただきました。が、タコ焼きみたいな明石焼きでお酒を飲むのは、美味しかったのですが、ちょっとしたカルチャーショックでした。(今回は北前船ネタが少なくなってしまった・・・)
次回は「敦賀港」の予定です。
神戸ポートタワー
南京町(中華街)
2005.8.1 (by 隊長)