HOME > 日本海を知る > 北前船 > 其の壱拾壱 境港
さて問題です。誰のゲタでしょう
(注:これはブロンズ像です。ヒント:ゲゲゲの○○○)
境港です。境港のある境港市は市名に港を付するとおり、港と供に発展してきました。島根半島が自然の防波堤となり静穏に恵まれた天然の良港で、江戸時代には北前船の寄港地として、また鳥取藩の藩米を献上するための千石船の港として発達しました。明治時代になって朝鮮半島や中国大陸との貿易も始まり、山陰地方の主要港として発展を続けてきました。(隠岐ノ島へのフェリーも出ています)また日本有数の水揚げ量を誇る水産王国でもあり、紅ズワイガニと松葉ガニ(山陰地方ではズワイガニをこう呼びます)の合計水揚量は日本一です。
海とくらしの資料館
入口に鬼太郎(サメに食べられている人が!)
それでは、まずは「海とくらしの資料館」から。ここは古い酒蔵を改造した建物で「水のない水族館」です。700種類・4000点の魚やカニなどのはく製が展示してあり、また海とくらしに関する資料や民具や農具も展示してあります。
ホオジロザメのはく製、迫力あります!
全部はく製
千歯こき(センバコキ)
回転させて稲穂をとります
シロナガスクジラの骨
正面は頭蓋骨、真ん中の穴は鼻の穴
さらに中庭にはシロナガスクジラの骨(頭蓋骨・肋骨)もあります。さすがに大きいです。(大きさは、ヘルメット(写真右)と比較してみてください)
妖怪のブロンズ像、全部名前わかりますか?
(個人的にはぬりかべがお気に入りです)
妖怪神社
さて、(私が)お待ちかねの、今、境港で一番の人気スポットの「水木しげるロード」です。境港市は、あの水木しげる氏(妖怪マンガの第一人者)の出身地ということで、JR境港駅(隠岐ノ島行きのフェリーターミナルも併設されています)からはじまる全長約800mの通り沿いに、鬼太郎を初めとした妖怪たちがひしめき合っています。113体の妖怪ブロンズ像や、JR境線の鬼太郎列車や妖怪神社、そして通り沿いの妖怪グッズ店など、(TVの初代放送からの)鬼太郎世代の私にとってはめまいがするほど楽しい場所です。そして「水木しげるロード」の終点には「水木しげる記念館」があります。
「水木しげる記念館」正面に鬼太郎と目玉おやじ
(館内は撮影禁止、中は妖怪だらけです)
入口で水木先生がお出迎え
(注:写真です)
境港市では8月を「霊有月(レイアリヅキ)」として、イベントが目白押しです。ちょうど「ゲゲゲの鬼太郎ゲタ飛ばし大会」をやっていました。(め○ましテ○ビでも放送されていました。でもそのコーナーはもう無い、面白かったのに・・・)なお、ここで出た世界記録(2004年8月)は28.9mです。ぜひ挑戦してみてください。(なんか30mくらいなら飛ばせそうな気がする。出ればよかった・・・)
飛んでいるゲタ、わかります?
(挑戦者は鬼太郎のちゃんちゃんこを着ます)
妖怪列車
また、ぜひ行ってみたい境港でした。(でもまた妖怪グッズを買いあさりそうでコワイ)
あっ、北前船ネタが無い・・・
2005.12.1 (by 隊長)