HOME > 日本海を知る > 北前船 > 其の弐拾壱 七尾港・和倉港
七尾市内には古い町並みが残っています(一本杉通り)、
酒屋さんの銅の看板です(なかなか渋くてカッコイイです)
今回は能登の玄関口、七尾港からです。七尾市はH16年10月1日に七尾市、田鶴浜町(たづるはままち)、中島町、能登島町の4市町が合併し、新「七尾市」になっています。
七尾港は能登半島のほぼ中央に位置し、万葉の時代から「香島津(かしまづ)」とよばれる天然の良港として栄え、北前船の時代には回船問屋も多く寄港地として隆盛を極めました。現在も重要港湾として木材の取扱や発電所が立地するなど、能登地方の中心的な港となっています。
「七尾フィッシャーマンズ・ワーフ」
(能登食祭市場)
七尾マリンパーク内にあります
観光客でいっぱいです(能登生鮮市場)
能登祭歳時館、能登の祭りを展示
七尾港には能登食祭市場「七尾フィッシャーマンズ・ワーフ」があります。年間90万人もの観光客を集め、隊長が行った時も観光バスがひっきりなしに来ていました。能登の新鮮な魚や能登の特産品の販売、祭りの展示もあります。
次は七尾市内へ。市内には古い町並みが残っています。市内中心部を流れる「御祓川」と交差する「一本杉通り」には北前船の時代を忍ばせる店が軒を並べ、和ろうそく屋や醤油屋などなかなか渋くいい味出してます。
和ろうそく屋、ロウ(蜜ロウ)も瀬戸内から北前船で運ばれました
お醤油屋です
醤油のいい匂いがしました
また、七尾の祭り「青伯祭」に「でか山」と呼ばれる山車がでます。文字通り非常におおきなもので高さは14m、車輪だけでも直径が2mを越え、日本一大きな山車です。500年もの歴史があり、5月4日〜5日には3台の巨大な山車が町中を練り歩きます。市内に使い終わった車輪が展示してありました。
フィッシャマンズ・ワーフ前の
でか山の車輪、たしかにデカイ!
説明書き
市内中心を流れる「御祓川」、七尾駅前から港まで御祓川沿いに散策できます
さらに七尾港のお隣りの和倉港には和倉温泉があります。白鷺が見つけた温泉で、年間100万人を越える観光客を集める温泉街です。温泉は飲めるとのことで飲んでみましたが、しょっぱくて苦い!効能を読むと(飲む前に読みましょう)腎臓疾患・高血圧・むくみがある人などは飲んではいけません。飲めばお通じが良くなり、うがいで気管支炎に効くとのこと。おちょこ一杯で十分で、たくさん飲むものではないようです。(お世辞にも美味しくないので、ガブ飲みはできません・・・)便秘気味の方は是非どうぞ。
総湯(共同浴場です)
総湯前の湯呑み場、ここで飲みました
ここで作る温泉たまごが美味しいそうです
成分・効能(塩分が多いです)
白鷺(銅像)がヒシャク持ってます
(ここでも飲んだ、同じ味・・・)
和倉温泉の由来
窓から釣りが出来そうな旅館
手前が和倉港、小さな港です
和倉温泉には日本一の温泉旅館に選ばれたホテルもあるとか。そんな素敵なところにも一度は泊まってみたい隊長でした。
2006.5.1 (by 隊長)