FM石川の木村雅幸です。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今年の夏は暑かったですか?
もう並たいていではない暑さを感じましたね。今年はね。
そうですね、新潟も暑かったです。
そうですね。じゃ、それではですね、FM石川からはですね、最初に(金沢市〉なんですが、金沢市、ここは加賀百万石の城下町として、もうすっかり有名だと思います。
やはり長年、戦災とか地震とか、そういったものの被害をまったく受けていないためにですね、伝統の文化と、あと美しい自然がですね、維持されているということが、非常に大きいですね。これがですね、金沢の産業ですとか、名産品の特色にもつながっておりまして、例えば茶の湯が盛んだったことから、和菓子の味が発達していきました、磨かれていきました。
それからお寺が多くて仏壇・仏具の需要が高かったことから、金箔産業も発達してきました。金の輝きを消さずに、1万分の1oだそうです。極限までですね、金を伸ばしていくんですね。
うーん、すごーい!
佐藤さんは、金沢いらっしゃったことはありますよね。
ありますよ。
それは何月頃だったんですか?
あれは、去年の冬でしたね。兼六園のライトアップの季節でした。
じゃ、今度は夏の兼六園もご覧になってください。
そうですね。ぜひ見たいと思います。ほんとうにきれいなね、ところですよね。
はい、とういうことでまずは金沢市ご紹介しました。次は〈七尾市〉にいきたいと思います。七尾、ここはですね、
能登半島の中くらいに位置しています。で、古くから能登地方の政治・経済・文化の中心地として栄えてきました。
温泉好きの方であれば、一度はこれは出かけてみたいと憧れるであろう和倉温泉。これも七尾市なんですね。あとですね、七尾市はお祭が多いんです。例えばその、高さ13m、重さ20トン、車輪の直径がなんと2mという、巨大な曳き山が出る「青柏祭(せいはくさい)」、青に柏、お祭りと書いて、青柏祭というんですけども、これは見ごたえあります。
でしょうね、車輪2mですからね。
すごいですよ。ぼくの身長よりも高い車輪ですからね。
2m以上あったらすごいですよね。
ね。あと能登はですね、ほんとにお祭が多くてですね。そのキリコのお祭りがいろんなところであるんですが、七尾ではその中でも最も勇壮な、2トンの奉燈(ほうとう)と呼ばれるものをですね、若者たちが担いで練り歩いていく「石崎奉燈祭(いしざきほうとうまつり)」っていうのが有名です。これもご覧になっていただきたいです。
なんか、若者っていうことでパワフルっていう感じがしますね。
この時期はとりわけパワフルになるそうですからね。続いて〈珠州市〉にいきます。能登半島の先端に位置しています。三方を海に囲まれているんですね。一番の自慢ということになりますと、風光明媚な海岸線になるかと思います。
そんな美しい自然をバックにですね、珠洲も先程のキリコがですね、メインになってくるお祭りが豊富なんです。特にこれからのシーズンはですね、毎日どこかで、そのキリコを使ったお祭りが開かれているっていう感じなんですよ。
いつ行っても大丈夫ですね。じゃあ、ね。
いつ行っても大丈夫です。それから夏場の間はですね、期間限定で「奥能登珠洲まるかじり 朝取り天然岩がきづくし」っていうことで、フルコースがですね、味わうことができました。
もう、よだれが出そうです。
ね、たっぷり出してください。はい、次はですね、そのお隣いきたいと思います。〈輪島市〉です。位置的にはですね、能登半島の北端、北の端になります。この輪島はですね、江戸時代に北前船の寄港地として栄えたそうです。ただ今はですね、観光都市になりまして、特に輪島の朝市っていうのは有名ですよね。お土産はやっぱり「輪島塗」ですね。これが全国的にも有名な。
有名ですね。
これは良質の漆をですね、惜しみなく塗っていきまして、なんと100回以上の丁寧な手作業をかさねていくそうなんですね。
そんなになんですね。
これ、技法に特徴がありまして、輪島産の珪藻土、土ですね。いわゆるこれ、「地の粉」って呼ばれているんですが、これを下地に混ぜていくんですね。この独特の技法から、堅牢で優美な作品ができあがっていくんだそうです。箸とかね、お椀が人気だそうですよ。
そうですよね、きれいですよね。本当にね。
ね、本当にお土産には定番になりました。輪島塗りです。さあ、続いて今度は〈加賀市〉にいきます。加賀市ってことになりますと、今度は石川県の最南端、南の端になるんですね、ここはかつては北前船の基地として栄えていました。
九谷焼とか漆器、織物、こういった産業が発展したことから、今でも観光客のみなさんが、実際に、絵付けとか染物ができる体験スポットがいろんなところにあるんですよ。佐藤さんは体験スポットはどうですか?
あの、ガラスとかやってみたいです。
アートの才能があるんでしょうかね。
ないです。まったくといっていいほど。どうですか? なんか木村さん試されたこととかありますか? 体験は?
1度ですね、何かの蒔絵のようなものをですね、やっぱり、「やってみろ」と言われて、やったことがあるんですが、ぜんぜんだめでしたね。まったく才能がありません。
でも観光客の方にとってはね、いろいろ体験ができていいですよね。
そうですね。それからですね、山代温泉は、あの北大路魯山人ですね、彼が愛した温泉地として有名で、ですから温泉の周辺を歩くと、あちこちで魯山人の作品に出会うことができるんですね。
そうなんですか!
作品を見てるうちに、自分のアートの感覚も養っていけるかもしれません。
なるほど。そこから体験だ−!
そうです。はい、続いては〈能都町〉にいきたいと思います。今度は町ですね。能登半島の能、まあ能力の能ですね。これに都というふうに書くので、能登半島の能登ではないんですね。とっても小さい町なんですが、26kmの海岸線を有してるんですね。海にはたくさん定置網が出てまして、定置網銀座と呼ばれたりするそうです。
定置網銀座!?
ですから当然ね、四季折々の海の幸を楽しむことができるんですね。7月にキリコ祭りがありまして、これ、「あばれ祭り」と呼ばれてましてね、一見の価値ありです。
暴れるんですか。
暴れるんですよ。これも若い人たちがね。ちなみにね、能都町は来年の3月に市町村合併してですね、「能登町」(のとちょう)ということになるんですが、これはですね、能登半島の能登と同じ漢字をあてるんですね。今度はね。なになに町(ちょう)っていう呼び方になるのは、実は県内の自治体では初めてなんですね。あとみんな町(まち)なんですよ、石川県の場合は。初めて、なになに町(ちょう)っていうのが来年誕生します。
はい、続いては今度は〈穴水町〉にいきます。うまいものの里、略して「まいもん(=美味いもの)の里」ということで、またグルメですね。特産品である牡蛎、ナマコ、能登牛、それからサザエなどを集めて、食の集積地を目指しているそうです。秋にはですね、芋掘りですとか、ブロッコリーの収穫、ぶどう狩り、りんご狩りを楽しむことができます。
1年間通していろんな美味しいものを食べられる場所ですね。
そうですね。で、ただ食べられるだけではなくて、とって食せるってとこが、ここはいいですね。
いいですね。小さいお子さん連れてとかもね、いい思い出になりますよね。
ね、家族で出かける方が多いです。さ、そして最後になりました。今度は〈富来町〉にいきます。富来町、ここは富が来るっていうふうに書く、とっても縁起の良い町名ですね。奈良時代とか平安時代から、海上交通の場として栄えてきまして、近世に入ってからは北前船で栄えていましたから、文字通り富のやって来る地域だったのかもしれないですね。
ここにはですね、増穂浦っていう砂浜があるんですけど、ここにはですね、ケビンとかテント村、それに世界一長いベンチっていうのがあるんですね。ホント、長いんですよ。
世界一長いベンチ? どれくらい? 3mとかですか?
いやいや、それだったら世界一とかならないと思います。公園にもありますからね。それはね。
そうですね。
全長ですね、460.9mあるそうです。
3mなんて目じゃなかったですね。
何倍、100倍以上ありますね。120倍くらいね。
すごーい!
過去にですね、ここに1,346人座った記録が残ってるそうです。で、まあ、こういうものもありますし、ケビンとかテント村ありますからね、やっぱり滞在型の観光を楽しむのにも適したスポットではないかと思いますね。
長いベンチを見たいですね。
ご覧になってください。
何人で行っても一緒に座れますね。これね。
絶対座れますね。
はい、というわけでこの時間はFM石川から木村さんでした。木村さんありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
さあ、続いてはFM福井です。FM福井からは、東堂さんです。
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