FM山陰の今岡です。
それでは、後半は島根県の方にいきましょうか。
まず〈八束町〉をご紹介します。島根県の東部、中海に浮かぶ玄武岩でできた島で、平成12年に町制30周年を迎えました。八束町の主な観光スポットは、町内に数多く点在する「日本庭園」や「牡丹園」などです。
大根島は、牡丹の苗・世界一の生産地として知られており、この牡丹は奈良時代に中国から伝えられました。種類はですね、350種類にもなり、徹底した温度管理により、一年中牡丹の花が咲いている、まさに花の島になっているんです。
すてきですね。
もうひとつ、この「大根島」の特産品、それが薬用人参なんです。天保年間に松江藩の事業としてスタートしました。今では大根島の牡丹と並ぶ2枚看板になっているんですね。そんなステキな町が八束町です。
はい。
続いては〈美保関町〉です。古くから幕府が海の関所を置き、北前船などの往来で賑わってきました。美保関町の主な観光スポットなんですが、およそ5千本のツツジが咲く「五本松公園・関の五本松」公園というところがあります。
そして美保関の港の中に誕生した「海洋つり堀」、遠浅な砂浜が続く山陰屈指の海水浴場「北浦海水浴場
」などがあります。そして1992年の12月10日、夜9時ごろ、この美保関町内の松本さんの家にですね。
松本さんの家?
隕石が落下したんですよ。この隕石がなんと美保関町内のですね、「七類港メテオプラザ」というところに展示されているんです。太古のロマンをですね、皆さんが感じていらっしゃるということなんですよ。
現代人でも感じられるロマンですね、それは。
そうなんですよね。では〈多伎町〉です。神話の国"出雲"の西の端、島根県のほぼ中央に位置します。「道の駅キララ多伎」にはですね、特産コーナーやふれあいショップ、レストランなどがありまして。この周辺には「キララビーチ」や「見晴らしの丘公園
キララコテージ」、「多伎いちじく温泉」などがあり、大勢の観光客や海水浴客で賑わっているんですよ。
多伎町の特産品は、マイルドな甘さが人気のいちじくなんです。歴史は古く、およそ360年前にですね、中国から渡来した「蓬莱柿(ほうらいし)」という品種が栽培されているんです。そんないちじくの町が多伎町でした。
はい。
島根県〈浜田市〉は、島根県の西部に位置し、天然の良港を持つ町です。中世には朝鮮貿易、近世には城下町として栄えました。浜田漁港は有数の漁業基地で、たくさんの魚が水揚げされているんです。そしてもう一つ、浜田商港は古くから国際的な貿易港として知られ、鉄や刀を積み出していたんですね。
で、そんな浜田商港も今では巨大なタンカーが出入りする、島根県下唯一の貿易港になっているんです。浜田市の主な観光スポットは、山陰地方でも珍しい景勝地で国の天然記念物に指定されている「石見畳ケ浦」です。
そしてもう一つが、全長5.5kmのダイナミックな海岸に海水浴場やキャンプ場などを備えた自然公園「石見海浜公園
」です。また、石見海浜公園から西の瀬戸ケ島までのリアス式海岸「浜田海岸」は、釣りのメッカとして知られているんです。
続いては〈三隅町〉です。島根県の西部にあり、北側に日本海、そして町の中央を三隅川が流れる、昔と変わらぬ自然環境が残る美しい町なんです。県内随一の規模を誇る梅の林、梅林がありまして、毎年6月には梅林公園で「梅狩り」を楽しむこともできるんです。
梅狩りだ!
またこの国道9号線沿いのですね、日本海を一望する場所にあるのが、「道の駅ゆうひパーク」です。町の特産品が販売されているほか、美しい夕日を眺めながら、レストランで食事を楽しむこともできるんです。
また、この三隅川が日本海へ注ぎ込む一帯を「田の浦海水浴場」といいまして、ちょうどこの時期は海水浴やキャンプなんかもできるということで大勢の人々が訪れているという場所になっています。
はい。
さ、続いてはですね、隠岐の島をご紹介していきたいと思います。隠岐の島というのは、島の前と書いて島前(どうぜん)、島の後ろと書いて島後(どうご)というですね、大きく二つに分けられるんですが、これからご紹介する〈布施村〉は、島の後ろと書く島後の方にあります。
え、布施村の魅力はですね、なんと言っても手付かずの自然なんですね。海中の美しさとですね、大小の島々や岩礁が織りなす風景はとっても素晴らしくて、浄土ケ浦と呼ばれているんです。この海岸線がまたなだらかできれいなんですよ。
そして、この荒々しいのとはちょっと変わって、隠れ人気スポットとなるのが、とかげ岩と呼ばれる場所です。岩山の岩の質が異なる部分がありまして、これが長年の風雨にさらされ、侵食された結果ですね、とかげのような形に浮き上がってきたんですよね。保養センター隠岐の島にはですね、ログハウスやオートキャンプ場など宿泊施設が充実している他、スキューバダイビングもできるんです。
きれいでしょうね、海!
そうなんですよ。あの透明度がやっぱり高いんですよね。
そうですよね。
ええ、そんなダイビングポイントもある布施村でした。同じく隠岐、島後の北西部に位置する〈五箇村〉をご紹介します。主な観光スポットは、隠岐の自然が作り出した高さ20mの巨大なオブジェ「ろうそく島」や、明治初期開通の手掘りトンネル「福浦トンネル」などがあるんです。
この「ろうそくじま」なんですけれども、見所はやっぱりろうそくに火がともる瞬間。火をともすのは夕陽なんです。ちょうど夕陽が重なるように。
なるほど!
眺めるとですね、ろうそくの上に、夕陽の火がともったようになるんです。海上から見ることになるんです。
見たい、見たい! 連れてってください。
これもね、ステキなんですよ。ぜひぜひ、お待ちしております。
わかりました。約束ですよ。
そんな隠岐の島・五箇村をご紹介しました。それでは隠岐、島後の〈都万村〉をご紹介します。ここ都万海岸の海底は、岩礁と砂地と変化に富み、魚の種類も豊富なんです。この都万村のダイビングスポットには
ですね、年間なんと1,000人のダイバーが訪れるんです。
そんなに来るんですか。
ええ。名産品なんですが、最高級といわれる白いかを一夜干しにした「しくしくいか」、あとですね、つなぎを一切使わず手打ちされる「隠岐そば」があるんです。独特の歯ごたえがあるんですね。
でしょうね、はい。
またもう一つ、毎年9月1日に行われるのが、隠岐の島・隠岐の三大牛突き大会の一つ「八朔牛突き大会」というものです。牛の相撲なんですけどね、この島をあげてのイベントとなってまして、この夏も大勢の観光客で賑わっている、それが都万村なんです。
で、今ご紹介しました布施村・五箇村・都万村はですね、10月1日から合併しまして、隠岐の島町となるんです。
なるほど、これは覚えやすい名前になりますね、今度ね。
そうですね。ええ。
さあ続いては〈知夫村〉ですね。
隠岐諸島の中で最も南に位置する島、それが知夫島なんです。隠岐の中でも一番素朴な島ですね。なんと言っても自然の造形美が自慢なんです。知夫島、太古の昔より、朝鮮半島などと、大陸と日本本土との交通の要所だった島ということで、今特にまたレジャースポットとしての人気が高く、中でも代表的な観光スポットは赤い岩肌のぜっぺい、赤壁と呼ばれる場所やですね。
360度見渡せる大パノラマ、赤ハゲ山などがあるんです。そしてこの時期はですね、無人島にあるキャンプ場ということで、渡津、島津島キャンプ場というところがあるんです。無人島のキャンプ場ということで、海水浴場や磯場があってですね、サザエやあわびもとっていいという場所なんですよ。
というわけでこの時間は、FM山陰から今岡さんに伝えていただきました。今岡さん、ありがとうございました。
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